コウコクオペラ 『Azone!』


 6nd Album
 『出会う前から好きな女性(ひと)』


◆住 所
青森県弘前市土手町4
朝日会館ビル2F

◆営業時間
10:00〜26:00
(土曜日・日曜日・祝前日27:00)

◆定休日
年中無休

◆電話番号
0172-37-2929

【第1話】 街をぶらぶらAzone(前編)

この街のミューズがいる本屋サンで、もうひと押しなあの娘とバッタリ。
秋晴れの午後でした。
「帰るの?僕もだよ。この街って歩くための街だから一緒に歩こう。富士より美人なあの山の方に向かって」。
左手にカツサンド屋サン見えてきた。
企業努力でおさえてた値段が上がっちゃったけど変わらない美味しさ。
「ギャラリーだね。何やってるのかな?次は何買おっかな?美術品って観るためのものじゃなくて、いじるためのものだからね。そのうしろにバーあるんだよ。ボクは出禁中……嘘、嘘。いつもロックな歓迎してもらってます」。
信号渡ると、ガラス張り情報基地。べっぴんな声で今日も生放送でウチの宣伝よろぴくちゃん。

って訳で「前編ビール」で生ビール一杯300円!
Azone!明日も歩くよこの街を。



【第2話】 昨日の続きだAzone!!

(後編)。ウチの宣伝をしてくれてるガラス越しのブースのベッピンさんをあとに、2分ぐらい歩いて橋の上。この橋の公演のベンチから下を流れる川を見よう。何があっても流れる川。しかも、いっつも違う水。
10秒歩けばモダンなみそ中華そば百貨店。銀座に支店とかあったらいいのにね。
1分歩けば、黄色い袋のCD屋サン。CDってコストパフォーマンス的に限りなく奇跡。
スクランブル交差点、どっち行くって?坂をのぼれば家方向だけど左に曲がろう2階に上がろう。Azoneだよ。この店で、ボクらの未来始めよう。

って訳で「後編ビール」で生ビール一杯300円。
この街の終着駅Azone!


【第3話】 お雪一揆とAzone。

お雪、一揆起こしてよかったね。お武家サン追い出せたし、みんな笑って暮らしてるしね。この村も立派に独立国。あなたは我らを見事に導いた王だ!いや唯一絶対な神だ!
となり村も、あの村も、我らの村に混ぜてあげましょう。多少の犠牲はしゃあないじゃん。
吉田村は我が部隊で大丈夫です。上野村は、お雪様、あなたのおチカラが必要です。この村の絶対王、絶対神であるあなた様のおチカラが……。
我が村と全く同じ幸せをとなり村にもあの村にも味あわせてあげたいね。

って訳で「エンペラーお雪ビール」で生ビール一杯300円。
大お雪共Azone!



【第4話】 Azone「結局、最後は自分なの?」

「毎晩帰宅すると、わたしの電話、あなたの留守電でパンクしそう。
 あなたは一体誰なんですか?
 なんでいつも泣いてるんですか?
 隆クンって誰ですか?
 私、ゆりだよ隆クンじゃないよ。
 私相手に号泣して叫んでも隆クンとやらには届かないよ。
 明日、久しぶりに貴重な休み。
 街なんかに出かけません。
 あなたからの電話待ってます。」

翌日、ゆりの元に一本の電話。
「え?毎晩の留守電の声って私なの?ゆり?やっぱ私なの?
 もう一人の私?あなたって私なのね」。

って訳で「ゆりちゃんビール」で生ビール300円。
電話のベルさえAzone!



【第5話】 旅上Azone

この赤字線、私たちの大事な足。
でも、なんで赤字なんだろね?
この赤字線からの毎朝の車窓風景。
左手にあった限りなく正三角形な山がちっちゃくなって見えなくなるころ、海のにほひがしてくるの。潮風列車、旅情そそるね。食欲そそるね。
ママの手作り弁当食べちゃうの。えへへ。
え?お昼ごはん?
みんなにちょっとずつカンパしてもらうんだよ。飽食日本万歳!!

って訳で「潮風電車」で生ビール一杯300円。
正三角形山脈と通勤旅情列車とAzone!

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